染みパン

経済的落ち目には、体力も落ちてくる。これは比例する。

そんなわけで突然、親知らずが痛くなった。

口を開けられない状態なのだ。経済的理由で体力が落ちてきて

口内にウィルスが侵入した形跡が疑えない。

歯茎が腫れて熱を持ち顎全体に広まっていった。

親知らずが横に生えているのだ。既存の歯を押しつぶしながら

増殖していく。ズンズンズンと響き渡る痛みなのだ。

食欲が落ちた。

貧乏四畳半は、経済的事情で食費にまわせるお金は少なかった

のだが、ますます少なくなっていったのだった。

エンゲル係数はグンッと下降線を描くのだった。

朝食は、バナナと牛乳。

 

 

 

 

これがまた　んまいっ！　　のだ。

いつもの貧乏四畳半の食欲だとこれだけでは満足せずに

他に色々したかもしれないが、歯痛の期間はこれで十分だった。

しかし、2週間もこの状態が続くと、少しばかり代わり映えのする

朝食を準備したくなった。お腹が満足する流動食。

ボリュームのあるパンを買ってきた。

 

 

 

 

 

先っぽを少しだけ切って、小さくしてカップに入れ牛乳を注ぎ入れて

ホットな染みパンじゃあああ～！！

 

 

 

 

おおおおおっ！んまいっ！

いつもの牛乳だけより染みパン入りが味があっていいのだ。

ほんのりと香るパンの小麦の香りが食欲を掻き立てるが、

1杯を飲み干す頃には、再び歯痛が発生し、食欲は減退するのだ。

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コメント 1

弱り目に祟り目ですね～。 んまいっ！にも力がないご様子。ｲｿｼﾞﾝで消毒してみるのはどうですかね？ｲｿｼﾞﾝなら風邪の季節だし、歯医者さんより安く済むしあっても無駄にはならないかも。
by にゃんごろう (2014-12-28 12:31)