朝までもやもやと・・

日付が変わるころに目覚める。

先ほど寝たばかりだというのに完全に目覚めてしまった。

なぜか目が冴えて眠れないのだ。

布団の中で悶々とした時間を過ごすことになってしまっていた。

これから眠らないと睡眠時間が極端に短くなるので、

眠らないといけないのだが、眠ることができないで時間ばかりが

過ぎていくだけだった。

眠ろうと努力するのだが、なかなか睡魔はやってこない。

考えることといったら、貧乏脱出大作戦の堂々巡りばかり、羊を

数えていると債務が1枚、2枚とひらひらと飛んでいく・・・・

借金返済で債務が増え、借金に次ぐ借金に赤字だらけの貧乏四畳半

なんとか消費抑制を続けて、赤字を減らさないといけないのだが

そのために昼間も暗い貧乏四畳半。照明を点灯することもなく

立って歩けなくなる暗さになって、初めて点灯するのであるが

生活の必要経費の電気代金を抑制しても糠に釘、それより食費の

抑制が1番効きそうなのじゃああああ！

夜明け前の時間帯であっても、目が冴えて起きていても照明を点灯

することなく暗闇にうごめく布団虫にように食べ物のことだけを

考えている。食べ物のことを考えている時間が幸せの時間なのだ。

そうしないと貧乏のことや借金のことや債務に押しつぶされそうに

なり、息苦しくなって生き苦しくなり逝ってしまいそうになる。

しかし、食べ物とお金の関係は、切っても切り離せない存在だから

貧乏のプレッシャーは続き、ますます眠れないのである。

そんなじりじりとした時間を過ごしていると微かだが空が明るく

うっすらと貧乏四畳半の室内が見渡せるようになってきた。

！おおおおおおおっ！貧乏の夜明けじゃああああ！って(;^_^A

なればいいけれど・・・・歩き回れる明るさになって洗面を済ませ

朝食の準備をすすめる。布団の中で何度もシュミレーションした

行動の通り、のろのろと冷凍庫から冷凍食パンを取り出して、

オーブントースターに放り込むとダイアルを2分に合わせて

スイッチを入れるのだ。冷蔵庫から卵を1個取り出して割り、

マヨネーズと混ぜておく。玉子焼き用のフライパンを温めて、

マヨネーズ入りの卵液を流し込む。トーストが出来上がったので

マヨネーズを塗る。フライパンの中で卵液が固まりだしたので

大体の見た目で食パンの大きさにまとめ、両面焼きに入る。

玉子焼きが完成したら食パンの上に載せて、さらにマヨネーズを

チューブからぶっかけると飲み物のインスタントコーヒーの

準備をして、冷蔵庫からパックのハムを取り出して食パンの

玉子焼きの上に並べると再びオーブントースターに放り込む。

先ほどの2分のダイヤルに合わせてスイッチを入れる。

おおおおおおおっ！流れるような作業じゃああああ！

まさに夜も寝ないでシュミレーションしたカイがあったというものだ

そして実食なのじゃああああ！おおおおおおおっ！

んまいっ！

食べている時が何も考えずに幸せなひと時なのだから、おおいに

楽しむとするのだ(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))食べること以外に楽しみは、

ないのだから・・・・・

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