再び路上生活者に

 

寿司屋のカウンターに座るとおしぼりとお茶が出てくる。真夏でも

暖かいお茶がいい。寿司酢の香りに包まれて、おしぼりで手をぬぐい

ながら何を注文するか？考えるのだろう。目の前には寿司のネタが

上品に並んでいるのだろう。切り身の塊が赤くビロードのように輝き

鮪を注文するように促しているが、その隣の烏賊やタコの冷たい視線

鯛の切り身らしい塊の向こうには、白衣の職人が注文を今か今かと

待っている。ぐるりと店内を見渡してから、ずずっとお茶を啜るのだ

(;^_^Aすべては想像なのだが、老舗の寿司屋なんて行ったことがない

ものだから、もう何十年前に行った廻る寿司屋で想像しているだけで

一度は言ってみたいと思っているが、いつになることやら・・・・

回転すしでも同じような状況なのだろうか？記憶をたどるとやはり

お茶が旨かったような・・・湯呑にお茶のパックを入れて蛇口から

お湯を注ぐ。回る寿司を眺めながらずずっとお茶をすするのだった。

おおおおおおっ！思い出したのじゃああああああああ！あのお茶が

飲みたいとお茶パックを買ってきたのじゃああああああ！(^▽^)/

湯呑にお茶パックを入れてお湯を注ぐのじゃああああああああ！

おおおおおおっ！

んまいっ！

湯呑をよく見ると葵のご紋がああああああああ！おおおおおおっ！

まるで水戸黄門なのじゃああああああああ！(^▽^)/お茶を飲みながら

水戸黄門みたいに笑ってみよう(^▽^)/かっ！かっ！かっ！かっ！

晴れて新貧乏四畳半を出る日がやってきたのだ。やはり晴れの日の

飯は寿司に限るのじゃああああああああ！(^▽^)/お祝い事は寿司

と昔から決まっているのじゃあああああああ！しかし貧乏四畳半は

寿司は寿司でもチラシ寿司なのじゃああああああ！(´；ω；`)ｳｩｩ

借金完済記念なのじゃああああああああ！お祝いじゃあああああ！

ということで目の前のコンビニで最後の最後にに買ってきたのが、

お祝いのチラシ寿司なのだああ！

おおおおおおっ！

んまいっ！

新貧乏四畳半の出発の日に相応しいチラシ寿司なのじゃあああああ！

借金も返済していつかは、新貧乏四畳半を出る日が来ると思っていたが

その日がやってくるとこみあげてくるものがあるなあ・・・しかし！

水戸黄門のようにこれから諸国を漫遊しながら新しい貧乏四畳半を

探すのじゃああああ！さあああ！再び路上生活者なのじゃあああ！

常に前向きな貧乏四畳半なのじゃああああああああ！(^▽^)/

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